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離島双子妊婦物語1 ふたごがやってきた


先日、無事、双子の女の子が産まれ、みやざきサービスは社員5名となりました。

そこで、書き溜めていた双子妊婦日記をアップしたいと思います。






そろそろYO太に兄弟ができたら。。。
子供はできれば3人ほしい。。。

そんなことを思うようになったのはYO太が2歳を迎えるちょっと前でした。

しばらくすると嬉しい兆し。

分かった時は、神さまありがとー!!と1人で叫んでいました。


前回同様、隣の島まで検診に行くと、

「いますね。赤ちゃん1人ですね。」


なんでわざわざ1人っていうのかしら?と思った記憶。


今度こそは、と、松江の助産院さんに何度か電話で相談したところ、なんとか受け入れてもらえそう。

前回は高齢で初産のため、その助産院さんは受け入れ不可だったのです。

YO太が無事に産まれてくれただけで本当にありがたいのですが、こころにチクリと残る何かが。


もう少し、赤ちゃん主体のお産ができたら。。。

陣痛促進剤を使って、会陰切開をして。赤ちゃんは生まれてすぐに、大人でも眩しいと感じる、強い分娩室のライトを浴びる。。。

赤ちゃんが生まれてすぐにオギャー!!と泣くのは、暗闇から出て、いきなり強い光を浴び、そのショックが大きいからだ聞いたことがあります。

もう少し、穏やかなお産ができたら。

わたし自身ももっと、食事や体のコトを大切にして、赤ちゃんに心地よい、お腹の中の環境を作ってあげたい。



そんな思いがでてきておりました。




数回目の検診で、

「んー。。。。あれ。ん?」と先生。

何か問題があるのかな。もしかして赤ちゃんだめだったのかな。と不安になる私。

高齢妊婦は勝手にいつも不安と隣り合わせ。



「赤ちゃん、もうひとりいますね。」

「え?」

検診室という異空間に興奮して、わたしに馬乗りになりはしゃいでいるYO太。


ふたごと言われて最初に頭をめぐったのは、正直嬉しさの前に、

ふたりとも元気なのか。
ふたりそろって無事に生まれてきてくれるのか。

そんなことばかりだったのです。



「ふたりの体重差がかなりあります。これから慎重に見ていきますね」



なんで体重差があるの?
体重差があるとどうなるの?
なにをどう気を付けたらいいの?
なんなのなんなの?


さらにいろんな疑問が心をかき回すのです。


何のことだか分かっていないYO太は、相変わらず看護師さんに突進したり抱きついたりしてはしゃいでいます。



ふたごがお腹にいる、ということは分かったものの、
いったいどういう状態なのか全く見えぬまま、病院を後にしました。



港に向かう道すがら、夫に電話して報告すると、大笑いしています。
なまこのシーズンでした。
なまこ工場に響き渡るような笑い声が聞こえてきたのを思い出します。

私も笑えてきました。
心臓がトクトクしています。

YO太は歩道でひとりジグザグ走行を楽しんでいます。




夫の家系にふたごは数組いる。私の方は思い当たらない。
そもそも、遺伝は全く関係なく確率の問題らしいのですが。。。

なぜか夫も私も、妊娠が分かる前から、次はふたごってのもありえるんじゃないか、とどこかで感じでいました。


聞いた時、驚きというより、え?あ?やっぱり?という心の反応。


でも途中からもうひとり登場する展開は想像もしていませんでした。


聞いた話では、高齢になると子孫を残そうとして月に何度も排卵することもあるのだとか。
それが2回とも受精して着床することもあるらしい。

だからといって二卵性とは限らず、一卵性のこともありえるのだとか。


深まる謎。未知だよ双子。


とにかく、分かったのは、双子妊娠、しかも高齢の場合はとにかくリスクが高いということ。



松江の助産院さんに電話で報告すると

「じゃあだめじゃん!」と笑っておられる模様。

そう。ふたごは助産院でお産ができないのです。

「でもおめでとう。」

あんなにアツイ思いを語って受け入れをお願いしてたのだけれど、またご縁がなかったよ松江の助産院さん。グッバイ松江の助産院さん。


双子は助産院で産むことができない。

というよりNICUのある大きな病院が主流みたいです。


自然なお産どころか、双子はみんな帝王切開。

マタニティヨガとか無理無理!とにかく安静安静!

切迫早産や高血圧症などで、妊娠初期からお産まで何ヶ月もずっと入院することになる可能性もある。




嬉しいはずの妊娠。

でも調べれば調べるほどリスク情報ばかりが入ってきて、ただただ不安が募っていくばかり。





そんな最初の数ヶ月でした。




つづく↓





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by namako8221 | 2018-10-05 14:14 | シリーズ離島妊婦物語ふたご