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なんで海士その2 WWOOF(ウーフ)で夫婦


初めて「海士」を知ったのは、2009年、今から9年前のことでした。

名古屋や大阪で放浪教師をしながら、学生時代に始めたバックパックの旅も続け、(自分の中では)ノリにのって三十路に突入した頃です。


結婚を控えた私は、学びの年として1年休職し、各地へ出かけていくことにしたのです。
三十路女子によくある、アレです。


フィリピンへの英語留学。

タイへヨガの本質を学ぶ旅。

そしてそのままヴィパッサナー瞑想修行。

インドへダライラマ法王の仏教ティーチングを受ける旅・・・。



そんなことをしている中で、いろんなご縁があり、「WWOOFをする」流れになったのです。



WWOOFというのはイギリス発祥の、オーガニックな農・暮らしを体験し学ぶことができるホームステイのようなもの。

お金のやりとりはなく、体験する側のWWOOFer(ウーファー)は「力(ちから)」を提供し、受け入れる側のホストは「食事・宿泊場所」を提供します。

海外から来る旅行者の中には、1年WWOOFをしながら日本を周る人もいます。

また、WWOOFをしながら地方での移住先を探している家族もいます。


限られた期間でも、その土地でどっぷり暮らし、観光では分からない、本当の姿に触れることができるからだと思います。


私がWWOOFに行くことに決めた一番の理由は、食を学びたかったから。

休職前に、担任となって出会ったクラスで、毎日給食の風景を眺めながら、こどもたちにとって、いかに食が大切なのかを痛感していました。だから学びたかったんです。それも汗水流して、体感する中で。

それにはやはりWWOOFは最適!と思ったわけです。


その当時、WWOOF JAPAN登録ホストは300件くらい。

なんとなく、どのホストに出会うかで、その後の人生が大きく変わるような気がしていました。

だからホストの登録リストを北海道から沖縄まで、それはもうじっくりと、穴の開くほどじっくりと見て悩みました。

北海道で酪農暮らしをする自分、沖縄の海辺の村でサトウキビを刈る自分、あらゆるホスト先での自分を妄想していました。


その中でもなぜか気になったのが、隠岐の海士町という離島の「民宿但馬屋」というホストさんだったわけです。

「海士は、離島でありながら、海山田畑が揃った日本の箱庭のようなところです。自分たち家族と、お客さんに食べてもらうほどだけ米と野菜を作っています。ただ今稲刈り最盛期で人手が必要です。ひたすら稲刈りをしてくれる人を募集中です。」

確かそんな誘い文句が載せられていたと記憶しています。

日本の箱庭のようなところ・・・。
身の丈に合った農業・・・。

なんかいい。


ずっと、島に住んでみたいと思っていましたし(ただ暖かくて砂浜がずーっと続く、昼下がりにはハンモックで昼寝しているような南の島)、無駄なことは考えずに、ひたすら稲刈りをしたかったから(その時の私は瞑想しながら迷走していたので)惹かれたのかなと思います。




その誘い文句を書いていたのが、今の夫なのでした。



つづく↓




WWOOF JAPAN 詳細
(移住先探しにも最高のシステムだと思います!)





休職して給食を学びたいと思ったわけ。↓



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by namako8221 | 2018-03-10 00:54 | シリーズなんで海士?