2018年 03月 10日
なんで海士その2 WWOOF(ウーフ)で夫婦
初めて「海士」を知ったのは、2009年、今から9年前のことでした。
名古屋や大阪で放浪教師をしながら、学生時代に始めたバックパックの旅も続け、(自分の中では)ノリにのって三十路に突入した頃です。
結婚を控えた私は、学びの年として1年休職し、各地へ出かけていくことにしたのです。
三十路女子によくある、アレです。
フィリピンへの英語留学。
タイへヨガの本質を学ぶ旅。
そしてそのままヴィパッサナー瞑想修行。
インドへダライラマ法王の仏教ティーチングを受ける旅・・・。
そんなことをしている中で、いろんなご縁があり、「WWOOFをする」流れになったのです。
WWOOFというのはイギリス発祥の、オーガニックな農・暮らしを体験し学ぶことができるホームステイのようなもの。
お金のやりとりはなく、体験する側のWWOOFer(ウーファー)は「力(ちから)」を提供し、受け入れる側のホストは「食事・宿泊場所」を提供します。
海外から来る旅行者の中には、1年WWOOFをしながら日本を周る人もいます。
また、WWOOFをしながら地方での移住先を探している家族もいます。
限られた期間でも、その土地でどっぷり暮らし、観光では分からない、本当の姿に触れることができるからだと思います。
私がWWOOFに行くことに決めた一番の理由は、食を学びたかったから。
休職前に、担任となって出会ったクラスで、毎日給食の風景を眺めながら、こどもたちにとって、いかに食が大切なのかを痛感していました。だから学びたかったんです。それも汗水流して、体感する中で。
それにはやはりWWOOFは最適!と思ったわけです。
その当時、WWOOF JAPAN登録ホストは300件くらい。
なんとなく、どのホストに出会うかで、その後の人生が大きく変わるような気がしていました。
だからホストの登録リストを北海道から沖縄まで、それはもうじっくりと、穴の開くほどじっくりと見て悩みました。
北海道で酪農暮らしをする自分、沖縄の海辺の村でサトウキビを刈る自分、あらゆるホスト先での自分を妄想していました。
その中でもなぜか気になったのが、隠岐の海士町という離島の「民宿但馬屋」というホストさんだったわけです。
「海士は、離島でありながら、海山田畑が揃った日本の箱庭のようなところです。自分たち家族と、お客さんに食べてもらうほどだけ米と野菜を作っています。ただ今稲刈り最盛期で人手が必要です。ひたすら稲刈りをしてくれる人を募集中です。」
確かそんな誘い文句が載せられていたと記憶しています。
日本の箱庭のようなところ・・・。
身の丈に合った農業・・・。
なんかいい。
ずっと、島に住んでみたいと思っていましたし(ただ暖かくて砂浜がずーっと続く、昼下がりにはハンモックで昼寝しているような南の島)、無駄なことは考えずに、ひたすら稲刈りをしたかったから(その時の私は瞑想しながら迷走していたので)惹かれたのかなと思います。
その誘い文句を書いていたのが、今の夫なのでした。
つづく↓
WWOOF JAPAN 詳細
(移住先探しにも最高のシステムだと思います!)
休職して給食を学びたいと思ったわけ。↓
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by namako8221
| 2018-03-10 00:54
| シリーズなんで海士?